新型コロナの影響で物心さまざまな痛みを受けた皆様に心からお見舞い申し上げます。
　本当に忌々しいウイルスですが、腹を立ててばかりもいられません。何しろ、来年は大学入学共通テスト元年。
　思えば今年の受験生は自分たちが頼んだわけでもない、思いもしなかった外部の荒波に翻弄され続けております。いわく、英語検定試験。直前になって文科省が撤回しました。その後、有識者会議で試験の設計自体に厳しい評価が下されています。いわく、数・国の記述試験。ベネッセに丸投げするという思いもよらない採点方法に批判が集まりこちらも延期。そして今回のコロナに伴う学校休校の解決策としての秋入学構想の浮上。もう本当に気の毒すぎて見てられない。何故この学年ばかりがこうも試練に遭わないといけないのか。
　天下国家の大きな試験制度に意見できるような身の上ではございませんので、せめて目の前の受験生、高校生の力になりたい。そう思って、何とか予定通り塾を開け続けております。ただし、細心の注意を払いながら。

　ちなみにこちらはGW休館明けに備えてスタッフ全員で行った大掃除の様子。ウイルスの温床になりがちな隅、陰まで徹底して清掃、除菌いたしました。

　さらにこちらは各階ドアノブに貼った接触感染防止テープ。接触したウイルスの99.9%を殺菌できるそうです。

　高校などでは本格的なONLINE授業導入も議論されているようですが、当塾はとりあえずのONLINE導入でお茶を濁すつもりは今のところございません。それはONLINEの映像授業では学力は伸びない、と考えたのが開塾の理念だからです。その代わり、当塾では開塾以来10年にわたって、次亜塩素酸水溶液による塾内殺菌、塾内の徹底した洗浄殺菌、職員に対する教育等、少なくとも衛生管理においては国内の塾において最高レベルの対策を施してきたつもりです。
　特効薬が開発されていない以上、ひとまずあらゆる活動を自粛すべきとのお考えもあるかと存じますが、私は打てる手をすべて打った上で、このウイルスと共存し、抑え込む塾運営を行いたいと考えております。

　明日も定刻に塾を開けます。生徒諸君、ともに頑張りましょう。