３月5日、前日までの雨が嘘のように晴れ渡ったこの日、全日空ホテルで卒業祝賀会を開催しました。本当に快晴で、心身ともに春の訪れを存分に感じてきました。

　ただ、受験生の皆様はそうはいかないようで、明日から続く合格発表のことが頭をよぎりつつの参加だった方も少なくありませんが。ま、それはさておき、今この時間くらいは食べて、しゃべって、笑おうじゃないの。諸君はこれまで頑張ってきたんだもの。誰に遠慮がいるものか。胸を張っていこう、とまあ、こんなところです。

　受かったほうがいい。塾は結果がすべて。開塾の時に決めたこの思いは10年経った今も変わりありません。しかし、一方で卒業後2年経ち、5年経ちした、かつての生徒さんたちが「第一志望に進学しなかった、できなかったけど、逆によかった。受験生の時は大学の中身なんてわからなかったので、あの大学が第一志望だったけど。もし、こんな大学があると知っていれば最初から今の大学を第一志望にしたかもしれない」と生き生きと話してくれることも少なくありません。

　実は私もその口でして。保護者様は先刻ご存知の通り、問題は進学後どう過ごすか。
　無事第一志望に合格した方、頑張れ、油断するな。諸君の目標は入学することじゃなかったはずだ。自分の夢を実現するための勝負はこれからだ。
　第一志望でない学校に進学する方、今年の経験を糧にもっと頑張れ。4年後、10年後、第一志望に受かったやつらの鼻を明かしてやれ。本当の勝負はこれからだ。君ならやれる。

　いずれにせよ、諸君。卒業おめでとう。
　さあ、明日から新しい勝負が始まる。もっと、さらに、頑張ろう。

　と、特大のブーメランを覚悟で諸君への式辞といたします。明日から続く年間最大の繁忙期。私も、もっと、さらに、頑張ります。