猛暑もあっけなく終わりそうな雲行きの今日この頃でございますが、皆様いかがお過ごしですか。
毎年「暦の上では立秋ですが」の枕詞ばかりを聞くこの時期ですが、なんだか今年は本当に心の耳を澄ませば秋風が聞こえそうな勢い。
ま、塾のエアコン代も少しは安く上がりそうで私にとっては有難いのですが、気候全体から見てこれで大丈夫なんでしょうか。暑いにつけ、暑くないにつけ、いずれにせよ心配だの愚痴だのの種は後を絶たないわけでございますが。
後を絶たないといえば、フジテレビのわるい評判でございます。
私は1967年生まれ。「巨人・大鵬・卵焼き」ではありませんが、学生の頃はなにはなくともフジテレビという時代でございました。
そのフジテレビがめったやたらに叩かれている昨今の有様は、いわゆるバブル世代の私にとってまことに胸が痛む光景でございます。なぜそんなにフジテレビばかり叩かれるのか。フジテレビは何を間違えてしまったのか。
傍目八目という言葉がございます。素人ですら分かることが、意外にプロの当人には分からないもの。
そこで本日は、私がお世話になったフジテレビに再生のヒントを授けましょう。
一時フジテレビは番組の映画化というのを盛んに行っていました。
具体的な名前を出すと差し障りがあるので控えますが、都知事と同じ名前の刑事さんが活躍する「虹色の橋の開通の逆」とか、「海難救助が仕事のモンキーが活躍PART3」とかの類です。
こういうものを作りたい気持ちはわかります。手っ取り早く儲かるからです。
何せ、宣伝いらずです。今までのテレビ放映がすべて宣伝代わりです。
しかも、映画の作り手も楽です。観に来た客すべて大筋もお約束もキャラ設定もご存知ですから手っ取り早く本筋に入れます。
しかし、そうそう美味い話ばかりでもありません。
問題は、テレビは毎週見ていたが映画館に行けなかった客がどう感じたか、だったと思います。まさに「事件は現場で起きて」いたわけです。
テレビというのは非常に庶民的なメディアです。タダだから見ている客が8割です。
もちろん、映画館に行く金をもっていない客は少数でしょう。1回分の入場料くらい払おうと思えば払えます。ただし、見に行く時間がなかなか取れないのです。秒速いくら稼いでいるわけではなくても、世の中の大人はやっぱり忙しいのです。接待のゴルフは行かないといけないし、町内会で夏祭りのお世話もしないといけない。子供をTDLに連れて行かないといけないし、家族が留守ならたまにはゆっくり昼寝したかったりもします。
こういう人が全12回だかの連続ドラマの視聴率を支えていたわけです。
そんな視聴者にとって「続きが見たかったら金払って映画館に来い」という姿勢はどう映ったことでしょう。どこの馬の骨やらわからない奴を自分たちが精一杯支えてやって、ようやくよちよち歩きし始めたらその態度か、と映らなかったでしょうか。
と恨み節は続くのですが、少々長くなりそうなのでもう1週だけおつきあいを。
とりあえず、本日はこれまで。
ご退屈様でした。
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