スタッフブログ

 長かった夏休みも終わり、いよいよ新学期。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 こちらはいよいよ各校、運動会シーズンに突入の時期でして。生徒の皆様も練習で真っ黒になりつつ奮闘なさってらっしゃいます。
 しかし、秋の日は釣瓶落としと申しますが、ここから、中間考査、期末考査、そしてセンター試験へという流れは一気呵成でございます。私どもも受験生の皆様と全力疾走で伴走できるよう、気を引き締めていかなければなりません。受験生の皆様も頑張ってください。

と時候のご挨拶も終わったところで前回の続きなど。

 まぁ、いろいろ問題があったとしても映画の出来さえよければこちらも納得せざるを得ないという展開もあったと思いますが、予想をさらに下回るほどクォリティが低かったわけです。子供だましというか、世間をなめてるというか、よくまあこれで、映画を作ろうと思ったな、というか…
 考えてみれば当たり前ですが、何もしなくても客が入る映画にさらに工夫を凝らす暇人などいないわけで、「ああ、あの番組が映画になるとこうだろうな」とか「映画だからゲストだけは豪華だよね」で終わってしまうような作品しか作れなかったわけです。50分の中距離走が得意な人たちを2時間のマラソンに出場させたこと自体が間違いだったのです。
 ひどいのになると、一番のクライマックスに「これは『黒澤映画のすごく有名な作品』(と同じ)だ」と主人公が叫び出す始末で、こんなのが有りなら佐野研二郎さんもあんなに悪くいわれる必要もなかったわけです。

 観に行かなければテレビで延々「大ヒット上映中」とか煽りたてられ、観に行けば行ったで「金はやるからせめて時間だけでも返してくれ」みたいなものを見せられ、客はだんだん恨み骨髄、怒りのガソリンをたっぷり含んでいきます。どうせ一番盛り上がったところで「続きは劇場で」みたいなふざけたことを言い出すに決まっているから、フジのドラマは少々面白そうでも初回から見なくなり、そのくだらないドラマに加担した俳優にまで憎しみを覚えるようになります。気付けば、今をときめく俳優さんはみんなそういうテレビの映画化をスルーしてきた人ばかりです。逆に調子に乗ってPARTいくつも出続けてきた主演俳優の皆さんは、おもりをつけて海に沈んだようになかなか元の位置に戻れないように感じます。やっぱり客の恨みは怖い。お客様あっての”俳優様”なのです。
 そして、溜まりにたまった視聴者の怒りのガソリンに点火したのが、あの「どこの国のテレビ局か分からない」という有名な発言だったように思います。が、あの発言自体は「王様は裸だ」というきっかけに過ぎず、今に至るも鎮火しないのはそれまで溜まった視聴者の怒りが尋常でない量であった、ということでしょう。

 結局、何がいけなかったかというと「面白いテレビドラマを作って、客に食いつかせ、映画館に連れ込むのが成功である」みたいな、客の都合を考えない、自分たちが儲かればそれでよし、といった誤った方程式を作り上げてしまったこと。そして、その方程式が間違ってることに気付かないのは、自らがテレビドラマを作るのが仕事であるにもかかわらずテレビ視聴者など所詮そんなもの、とテレビ視聴者を舐めきっているからなのでしょう。
 故ナンシー関さんの、田村亮子氏に対するコメントの中で「人がどうやって成功し、どのように調子に乗り、どう失敗していくのか、を私たちは目の当たりにしようとしている」という名言がありましたが、私が愛したフジテレビも今、全く同じ状況にあえいでいます。

 なんというか、以て他山の石とせよ。効率の良い金儲けばかり考えていると元も子も失くしてしまう。目の前のお客様を大切にしなければ商売の明日はない、のであります。
フジテレビよ目を覚ませ。あの輝かしい時代よ もう一度、とフジテレビの再起を心よりお祈り申し上げつつ…

 えっ、「英雄」をまた映画化して現在大ヒット上映中とか言ってんの?
で、その次は「歌って踊れる黒ずくめ」主演の映画がもう決まってんの?
 …ま、なんというか樹海といえば森、森といえば石松。石松といえば「馬鹿は死ななきゃ治らない」…
 少々冷えたところで、皆様お風邪などお召しになりませぬよう。

 とりあえず本日はこれまで。
 ご退屈様でした。

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