酷暑といわれた暑さもようやく緩んできたようです。なんだか秋めいてきました。今、自宅で窓から吹いてくるそよかぜを楽しみながらこのブログを書いておりますが、2週間前なら消極的な自殺行為だったわけでして。季節はいつの間にか移ろうているようでございます。
　今年の夏も本当にいろんなことがありました。西日本豪雨に、東から西へと逆走する台風。コンビで登場した台風もありました。もう何が何だかわからない。夕立、とか、夏の宵、などというものはもはや夏井いつき先生の俳句の中にくらいしか残っていないのかもしれません。
　さて、そんな夏ではございましたが、「夏を制する者は受験を制す」夏であることは万古不易でございまして、私も受験産業の末席を汚す者として、それなりに働いておりました。本日はそんな思い出というには少々早いこの夏の出来事など。

　毎夏、塾生、保護者様向けの夏のガイダンスを開催しております。今年は、受験生用ガイダンスを7月27・28日で2回ずつの計4回。受験生保護者様向けガイダンスを7月27・28日、8月5日で1回ずつの計3回。本科生ガイダンスを8月6日。高2生ガイダンスを8月8日、高2生保護者様ガイダンスを8月5日、に行いました。

　通常の授業、塾務をこなしながらこれだけのガイダンスを行うのはなかなかこたえるのですが、これをやるとやらないではその後の展開、ひいては合格実績が違ってくるわけでして。塾を率いる者の責任というか、意地と申しますか。いずれにせよ、生徒さん、保護者様の温かいまなざしに見守られながら無事完走することができました。

　受験は本質的な「勉強」の仕方は不変ですが、勝負事ですので、潮目ごとに要求される最善のツール・行動が変化していきます。限られた時間の中で競う勝負であるなら、先手先手でモードを変化させていった者が勝つのは当然です。その、ヒントのようなものをお話しするのがこのガイダンスの趣旨でして。年齢とともに「熱さ」は少々弱くなってきましたが、話は少しうまくなってきたように思います。今年のガイダンスも少しは皆様のお役に立てたのなら幸いですが…。

　その成果が出るのは半年後。高2生の場合は1年半後。その日を楽しみに今日も秋晴れの空の下、自分のベストを尽くします。