秋ですね…、秋でいいんですよね。うちの塾ではまだ自習室で「ドライ」でエアコンをかけてますが…。だって、もう11月になろうとしているんですよ。今がもし秋でなかったらいつから秋なのか。12月から秋。じゃ冬は2月スタートか。5月に桜が咲いて、来年は9月に海開き…んなわけないのですが、そんなたわごとを言いたくなるほど今年は変わった天気ですね。

　ただ一つ確かなことは来年1月12・13日にセンター試験が行われるということで。センターまであと80日。もひとつ実感がわかない空の下、受験生諸君は追い込みモードにシフトチェンジしてきました。

　さあ、ここからが本番だ。ことし何度目の「本番」か、もう数えられないほどですが、本番であることは間違いないので、声を荒げて号令をかけております。知力・体力・気力の限りを振り絞り、志望大学の門を一気に突破せよ。諸君ならやれる、諸君が合格できなくて誰が合格する、前だけを見て突撃だ、とまあ、せめて伴走係くらいは景気よくいきましょう。

　しかし、弓も張り続けていると弱るもの。たまには緩める時がなければ。ということで10月の本科生食事会を開きました。会場は松山市萱町の「みつ蜂」さん。松山でお好み焼きと言えばここというほどの老舗です。

　ジュージュー音を立てる鉄板はまるで本科生諸君のやる気が乗り移ったかのようです。小1時間程食べてしゃべって解散、のいつもの流れですが、本科生諸君も少しは気が休まったかな…

　気分転換のイベントという考え方もあるかもしれないけれど、私はそんな暇があるなら休養をとったほうがまし、という考え方です。でも疲れた本科生諸君にわずかでも憩いの時を提供したい…で、思いついたのが、どうせ食事は全員摂るわけだからその時間をコミュニケーションにあてようというこの本科生会食。もう何回歴代の本科生諸君と食卓を囲んだか数えたことはありませんが、同じ釜の飯を食いながら、ざっくばらんに、心開いて、というのは第1回から一貫しているつもりです。今年の本科生諸君と食卓を囲めるのはあと2回。12月と、打ち上げの3月。

　本科生諸君、3月の打ち上げは全員笑顔で祝杯をあげよう。そのために、もうひと頑張り。
　さあ、これからが本番だ。