スタッフブログ

 ずいぶん更新の間が空いてしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 あまりにも目まぐるしく変化し続ける日々に追われて更新を怠っておりました。前回の続きなんですが、前回って何だと思われる方、どうぞバックナンバーをご覧ください。
 では。

 漢字の訓読みというのは、その漢字の意味です。我が国の先人たちが悪戦苦闘しながら、その字が使われている文献を渉猟し、おそらくこれだろう、と字に意味を当てていった歴史の集積です。ただ「百聞は一見に如かず」の言葉通り、一度も見てない物を文献だけから当てるのですから、中にはおかしなものもあります。例えば「鮪」は中国ではキャビアのお母さんであるチョウザメを指しますが、日本ではご存じの通り、中トロ大トロのあの魚を指します。なぜそんなコトになったかというと「どうも文献によれば大きな魚で食べられるらしい。大きな魚で食べられる…あ、あれか」と古代の我々の先輩が思いついたのがあの魚だったということのようです。「日本人の知らない日本語」という漫画で教えてもらいました。名著ですので一度ご覧あれ。ちなみに「鮭」は中国ではフグを指すそうですが、同じようなプロセスなのでしょうね。
 そんな間違いもありつつ、しかし訓読みは、その字について日本ではこの意味として用いるというルールなわけでして、このコードをマスターすれば知らない熟語の意味が分かるようになります。熟語の組み立ては基本的に、対(例:寒暖)、同(例:美麗)、SV(例:県立)、VO(例:乗車)、修飾被修飾(例:豚肉)、否定(例:未完)ぐらいしかないので、訓読みさえできれば知らない熟語でも意味が分かるようになるのです。
 ところが、漢字教育において訓読みが軽視されている結果、少し学年が上がって学ぶ漢字は、音がわかっても訓がわからない。だから、その字を用いた熟語の意味を「熟語の意味」として覚えないといけない。例えば、「看過」は「みる」と「すごす」の訓が読めれば「見過ごす」の意味が自然にわかるはずなのに「看過」=「見過ごす」式に覚えてしまう。その結果、「看破」も「看護」も別に覚えなければならなくなる。母国語で毎回これをやるというのは膨大なロスで、結果として受験に必要な語彙が揃わない。語彙が足りないので、文章が読めないとなっているのが少なくないのです。
 言葉の意味がわかるかわからないか、というのは、賢いか否かとは無関係な話で、そんなところでせっかく優秀な頭脳をお持ちの生徒さんがみすみす失敗していく姿は、傍目で見ていて誠にもったいない。大げさに言えば国の損失だと思うのですが皆さんいかがでしょう。
 
 少し長くなりました。本日はこのあたりで。

 どうでもいいですが、なんかこの3年、ことコロナ対策に関してはほとんど変わってないような気がするのは私だけなんですかね。
 受験業界では令和7年は新学習指導要領完成年度。先日サンプルが発表された通り、現高1生から共通テストは大きく変わります。境目にあたる現高2生は相当過酷な運命が待ち構えているのですが、再開された部活に運動会、文化祭に修学旅行と何も知らずに嬉々として学校行事に追われ続けている姿を見ると、悲しみというか憤りというか複雑な気持ちになってしまいます。
 高2生諸君、目を覚ませ。「大学全入時代」とは「誰でもそれなりの大学に進学できる」という意味ではない。「どこでもよければ」全国のどこかに行ける大学があるというのに過ぎません。自分の身は自分で守ろうよ。

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